「はやぶさ2」また次の仕事へ

小惑星探査機「はやぶさ2」から投下され、地球に帰還したカプセルを、6日朝、JAXAの回収班が、オーストラリアの砂漠で発見し、回収に成功した。

はやぶさ2は、5日午後、小惑星リュウグウのかけらが入ったカプセルを地球に向けて投下した。

切り離されたカプセルは、6日未明、大気圏に突入し、「火球」のように輝きながら、予定通り、オーストラリア南部の砂漠地帯に着陸した。

JAXA・津田雄一プロジェクトマネージャ「電波は途絶えたということで、これは着地を意味している。本当に美しい大気圏突入でしたね。われわれも感動しています」

現地にいるJAXAのカプセル回収班は、砂漠に立てたアンテナやヘリコプターで、カプセルの信号を検知して着地点を特定し、午前7時32分、カプセルの回収に成功した。

カプセルは早ければ、8日に日本に到着し、中身の本格的な分析が開始される。

一方、打ち上げから6年、総飛行距離およそ52億kmという旅に一区切りつけた、はやぶさ2は、すでに新たなミッションである、小惑星「1998KY26」の探査に向かった。

この小惑星への到着は、11年後となる見通し。

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