観測史上初の積雪2m超え

秋田県内は5日、各地で降雪が続いた。横手市では午前7時に積雪が203センチとなり、1979年10月以来の観測史上初めて2メートルを超えた。

 横手で積雪が昨冬までで最も深かったのは、2011年2月の192センチだった。

 市内は街全体が雪に覆われ、民家や店舗の周辺で雪かきに追われる人の姿があちこちで見られた。

 市役所近くの飲食店で屋根に約70センチ積もった雪を下ろす作業をしていた同市の建設会社員、小松田孝さん(69)は「2回目の雪下ろしがやっと一巡したところにまた一気に積もった。雪国とはいえ、この冬は降る量が違う。しばらくは油断できない」と話していた。

 また由利本荘市の国道108号では4日夜、吹雪の影響で10トントラックが立ち往生した。4日深夜から5日午前にかけて約1・5キロにわたり通行止めになり、由利本荘署によると約50台が一時動けなくなった。

毎日新聞