積雪荷重計算してみました

令和2年末〜令和3年の秋田県南地区での記録的豪雪での積雪被害はまだまだすべて把握出来ないほどの凄まじさです。倒壊も多々ありました。

軒折れの補修をする場合、屋根の構造上、一度施工してしまうとタルキだけの交換や補強をするには、屋根のトタンや野地板をバラさないと出来ない構造になっています。

ちなみに私の住んでいる横手市の建築基準法施行細則(第27条)には

これで構造計算しなさいとハッキリとうたっています。

屋根の形状を3寸勾配、軒の出60㎝、タルキの寸法を4.5㎝(1.5寸)×6.0㎝(2寸)

でこの積雪荷重2mで計算してみると

長期、短期とも積雪荷重に対する構造計算はNGとなってしまいます。

つまり、折れる可能性が計算上ある!とういう結果になります。

諸処の条件は当然有るとは思いますが、既存のお住まいの屋根タルキの寸法を調べるには、小屋裏を見れる状況があれば可能です。

これから住宅の新築をお考えの方や、現在お住まいになってる住宅の屋根の構造に不安がある方には是非参考にして頂ければと思います。