2025大阪万博ロゴマーク発表

2025年大阪・関西万博の運営組織「日本国際博覧会協会」(万博協会)は25日、万博のシンボルとなるロゴマークを発表した。

制作者は大阪市のグラフィックデザイナー、シマダタモツさん(55)ら「TEAM INARI」の6人。「セル(細胞)」をイメージした赤い円を連ね、万博のテーマである「いのちの輝き」を表現したという。

 有識者や文化人でつくる選考委員会の11人が公募作5894点を5点に絞り込んだ上で選定。「大阪らしい楽しさがある」などと過半数が賛成した。座長の建築家・安藤忠雄さんは「エネルギーがあり、希望が持てる」とコメントした。

 シマダさんは1970年の大阪万博で、芸術家・岡本太郎が手がけた「太陽の塔」に衝撃を受けたといい、記者会見で「(太陽の塔の)足元にも及ばないが、当時のDNAが表現できないか突き詰めた」と話した。

讀賣新聞