三井不動産と竹中工務店は２９日、現存する木造の高層建築物としては日本で最も高いビルを東京・日本橋に建築すると発表した。２０２３年に着工し、２５年に完成する予定だ。

ビルは地上１７階建てで高さは約７０メートル。低層階には店舗が入り、中高層階は貸しオフィスになる。一般的な鉄骨ビルと比較して、建築時の二酸化炭素排出量を２割減らせるという。

　三井不動産グループが保有する北海道の森林の木材を、床や天井に活用する。竹中工務店が開発した燃えにくい特殊な木材を柱などに使い、耐火基準を満たす。

読売新聞